2016年8月17日水曜日

世界の蒸気機関車の大雑把な見分け方

 蒸気機関車はイギリスで発明されて以来世界各地で大量に生産されてきた。
どのようなものでも使われている場所ごとに差が出てくる。それは蒸気機関車でも同じだ。
  
 ここでは蒸気機関車の写真(イラスト)を見たときどこの国の機関車か大雑把に見分けるコツを紹介しよう。ただし、これはかなりおおざっぱな上に例外も多いので注意されたい。



まずは1800年代前半まで。このころはまだ鉄道黎明期で各国の差はあまりない。


次に1800年代後半。ここでやっと各国の機関車の形態に差が出てくる。

・イギリス
 カラフルな塗装。ただし色数は少な目
 ランボードの位置が低く、動輪がランボードの上に飛び出している。

・ドイツ
 黒一色が多い
 イギリスに比べランボードの上に動輪が飛び出すことはあまりない。

・アメリカ
 イギリスと比べて様々な色を使っていて派手
 ランボードが高く動輪は飛び出さない。
 ランボードとデッキがつながってない。代わりにデッキは煙室から伸びる棒で支えられている。



1900年代以降。ここでは主に幹線用の大型機について述べる。

・イギリス
 カラフルな塗装
 ランボードの位置が低く、動輪がランボードの上に飛び出している。
 ランボードとデッキがつながっている

・ドイツ
 車輪周りだけ赤であとは黒
 小型デフレクターがついていることが多い
 
・フランス
 全体的にイギリスに似ているが煙室扉が円錐型のものが多い。

・オーストリア
 煙室扉が観音開きの物が多い。
 形態はドイツに近い

・アメリカ
 煙室だけ銀色に塗られている
 煙室扉は煙室の直系よりもだいぶ小さい





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